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環境問題と個人の選択

本文

 地球温暖化や資源の枯渇といった環境問題が深刻化する中、個人レベルでの行動変容が求められている。政府や企業による大規模な対策はもちろん重要だが、日々の消費行動を通じて環境に影響を与えているのは、ほかでもない私たち一人ひとりである。
 しかし、個人の善意ある行動が必ずしも環境改善につながるとは限らない。たとえば、エコバッグを繰り返し使用することは、レジ袋削減に貢献するように思える。だが、エコバッグの製造に要するエネルギーや資源を考慮すると、実際に環境負荷を下回るには数百回以上の使用が必要だという試算もある。つまり、「なんとなくエコ」な行動が、かえって資源の無駄遣いを招く場合もあるのだ。
 大切なのは、表面的な行動にとどまらず、その行動が持つ本質的な影響を理解した上で選択することである。環境問題の解決には、感情や流行に左右されるのではなく、科学的な根拠に基づいた冷静な判断力が個人にも求められる。個人の選択は小さくとも、それが社会全体に広がれば、確かな変化を生む力を持っている。

問題

1筆者がこの文章で最も伝えたいことは何か。

2エコバッグの例を挙げた目的として、最も適切なものはどれか。

3本文の内容と合っているものはどれか。