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短文N1

好奇心の向かう先

本文

 好奇心とは、未知のものへ引き寄せられる感覚だと思われがちである。しかし厳密に言えば、好奇心は「知らないこと」そのものへの関心ではなく、「知っていることと知らないことの境界」への関心ではないだろうか。まったく何も知らない領域には、人はそもそも問いを立てることができない。好奇心が芽生えるのは、すでに持っている知識が新たな疑問を照らし出す瞬間である。つまり、学ぶほどに好奇心は増すという逆説的な構造が、知的探究の根底には潜んでいる。

問題

1筆者が述べる好奇心の説明として、最も適切なものはどれか。