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学問と疑うこと

本文

「強いて勉める」という受動的な側面を持つものであるならば、学問は「問うで学ぶ」ことであり、極めて能動的な行為です。自ら主体的な行為として問うことを通して、常識とされてきたものの見方を疑い、それを少しずらすなどして、別の見方を見出そうとしていきます。

学問の「正解」はひとつとは限りません。学ぶこととは、単純に知識を増やすということではなく、ましてやテストで覚えたことを吐き出すことでもなく、それを自分のものとして再編成していくことであり、さらに言えば自分の物差しが変わり、自分自身が変わっていくことなのです。そして、思いがけない大発見や、独創的なアイデアが生まれるかもしれません。

しかし、世の中で当たり前とされている事柄を「疑う」ことが必要な時もあります。「常識だから」という一言で目を閉ざし、それに安易に取り込まれてしまうことなく、そこを少しずらしたところに面白いことを見出していくために。それは、何事もより豊かに生きていくための、積極的な営みなのです。
単語よみがな意味品詞
受動的
じゅどうてき
passive形容詞
能動的
のうどうてき
active, proactive形容詞
主体的
しゅたいてき
autonomous, self-directed形容詞
常識
じょうしき
common sense, conventional wisdom名詞
物差し
ものさし
standard, yardstick, ruler名詞
独創的
どくそうてき
original, creative形容詞
疑う
うたがう
to doubt, to question動詞

問題

49筆者によると、学問とはどのような行為か。

50学問で「疑う」ことについて、筆者の考えに合うのはどれか。